日本ハム大谷、164キロで夢舞台主役
マツダオールスターゲーム2016のファン投票最終結果が27日、発表され、パ・リーグ先発投手部門で日本ハム・大谷翔平投手(21)が選出された。4年連続4度目の夢舞台で、今季自身がマークした日本最速163キロの“更新”へ意欲を見せた。
真夏の夜の夢舞台。今年も主役を務めるのは、千両役者の“二刀流”大谷しかいない。「今シーズンも出られるという喜びがある。頑張りたいと思います」と思いをはせた。
これまでの球宴でも、そのスター性をいかんなく発揮してきた。新人だった13年は外野手としてファン投票で選出。初戦で投手として登板。全3試合で打席にも立ち、二刀流として話題をさらった。
14年は甲子園での第2戦で、当時の日本最速タイとなる162キロを計測。15年は逆に、周囲が最速更新を待ち望む中で89キロのスローカーブを投じて度肝を抜いた。今年は何をやってくれるのか、いやが上にも期待は高まっていく。
その中でも注目は、やはり日本最速の更新だ。今季、日本球界では前人未到の163キロを計測した。それだけに「もちろん、素晴らしい打者の方々が打席にいる。負けないように、と投げている中でそういうものが出ればうれしい」と意欲を見せる。
対戦したい打者を問われ「巡り合わせもある。どの打者へ投げられるのか、僕自身が楽しみにしながらやりたい」と話した大谷。山田が、筒香が、坂本が待ち受けるセのラインアップ。高ぶる気持ちを力に、今年も右腕がファンを魅了する。