オリ・T岡田、4年ぶり1試合4打点

 「西武5-7オリックス」(5日、西武プリンスドーム)

 背番号55。こどもの日のヒーローインタビューがよく似合う。オリックスのT-岡田が2012年8月25日・西武戦(京セラ)以来、4年ぶりの1試合4打点。苦手の西武ドームで2014年8月12-14日以来となるカード勝ち越しへ導いた。

 三回、勝ち越してなおも2死二、三塁から一塁・メヒアを強襲する当たりで全力疾走し、2点適時内野安打にした。五回は2死一、三塁から小石のカーブを右翼線に運ぶ2点適時二塁打にしてみせた。

 「ここは何が起こるか分からない。取れるところを取っておかないと。去年やられた分、やり返さないと」

 昨季は敵地で開幕3連敗を喫するなど2勝11敗と大きく負け越した。リードしても手綱は緩めない。強い思いで臨んだ。

 打撃不振のため4月4日から1カ月近く2軍生活を強いられた。遠征にも行かず、一人神戸に残って打ち込んだこともあった。29日に復帰すると6試合で23打数7安打、2本塁打、9打点の爆発ぶり。「いなかった分を取り返そうと思って強い気持ちで臨んでいます」と話した。福良監督は「クリーンアップが打てばこういうゲームができる」と目を細める。

 主砲の復帰後、2カード連続勝ち越しで5位タイ。5月反攻へ、T-岡田がけん引する。

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