笠原将生容疑者 掛け金数百万円を徴収

 巨人の野球賭博事件で、賭博開帳図利ほう助容疑で逮捕された元選手笠原将生容疑者(25)が、賭博の開催を手助けしたとされる期間に客の元選手2人から賭け金計数百万円を集めていたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。

 集めた金は賭博開帳図利容疑で逮捕された胴元役の斉藤聡容疑者(38)に手渡していたという。斉藤容疑者は他の胴元に賭け金を渡す仲介者だった疑いもあり、警視庁組織犯罪対策4課は暴力団に資金が流れていた可能性もあるとみて、事件の実態解明を進めている。

 また同課は、既に賭博への関与が発覚している松本竜也(23)、高木京介(26)、福田聡志(32)の元選手3人を賭博容疑で書類送検する方針。福田元選手とともに賭博をした大学院生も立件する。

 笠原容疑者は2014年5月~15年3月、プロ野球10試合程度を対象に、松本、高木の両元選手に賭博のルールを説明して賭け金を集め、斉藤容疑者の賭博を手助けした疑いで逮捕された。

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