巨人・菅野智之投手（２６）が２５日、次回登板へ自らゴーサインを出した。２２日のＤｅＮＡ戦で右手中指のマメがつぶれ、無失点ながら７回で降板。登板間隔を空けることも考えられたが「大丈夫。指は問題ない。１００％いける」。中５日で２８日の阪神戦に登板する。

　この日は快調な姿を見せた。川崎市のジャイアンツ球場でダッシュなどで調整。豊田投手コーチは「キャッチボールもいつも通り投げていた。指にもかかっていたし」と心配なしを強調した。

　セ・リーグ２７年ぶりの３試合連続完封はならなかったが、２６イニング連続無失点中。右腕は「（点を）取られた時にずるずるいかないように。次失点した時が一番大事」と無失点継続よりも失点後の在り方に目を向けた。

　現在リーグトップタイの３勝（０敗）で、防御率も０・６８で単独トップ。阪神戦に勝てば、１４年３・４月度以来、２度目の月間ＭＶＰも決定的だ。

　２６、２７日に先発する高木、田口はそれぞれ２６歳と２０歳。前回対戦で負け越した猛虎には、菅野を含め若手先発陣で立ち向かう。「この前（２２日）投げた内容は、今季一番良かった。今はうまくいってるけど、これからが大事」。調子はさらに上昇中の背番号１９。エースが熱投し、チームを鼓舞し続ける。