鈴木V弾でロッテ単独首位に

 「オリックス3-4ロッテ」(1日、京セラドーム大阪)

 チームを単独首位に導いたのはロッテのキャプテン・鈴木の鮮やかな一振りだった。

 同点で迎えた八回無死。カウント3-1から真ん中に甘く入ってきた佐藤達の真っすぐを逃さずに捉えた。右翼席中段に飛び込む3号決勝アーチ。「思い切り打った。感触はすごくよかった。いいスイングができた」。顔をほころばせて振り返った。

 3月29日・楽天戦(QVC)で2打席連続本塁打。この試合の一発を合わせて早くも3発、リーグ単独トップだ。昨季の6本塁打が自己最多だから、もう半分を打った。試合前の打撃練習から心掛けている「しっかり強い打球を打つ」ことが好結果を呼び込んでいる。

 二回に右線二塁打、四回には中前打、六回には犠打をキチンと決めた。やるべきことをやっての決勝弾だから、余計に価値がある。最後の打席で三塁打を放てばサイクルだったが、「いやいや全然意識していませんでしたよ」と笑った。

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