「楽天紅白戦、白組８－２紅組」（７日、久米島）

　楽天のドラフト１位・オコエ瑠偉外野手（１８）＝関東第一＝が７日、紅白戦で「２番・中堅」でデビューした。いきなり昨年のドラ１・安楽に３球三振を食らいプロの洗礼を浴びたが、第４打席で左中間三塁打を放った。

　ガチガチだった。１打席目。安楽の初球を見逃すと２球目はへっぴり腰の空振り。続く１３０キロ後半の外角球に反応できず、真っすぐ３球で見逃し三振。２打席目は浜矢に三邪飛。３打席目も小野に中飛に打ち取られた。

　「緊張しまくり。１打席目は固まって、あっという間に終わった。２打席目はとにかく当てようと。でも、差し込まれた」。しかし、ただでは転ばない。

　「打席が回って来い！と念じてました」。最終七回、４番手の育成・高堀の乱調で巡ってきた無死１、２塁の好機で、内角の高め真っすぐをライナー性の左中間三塁打とした。

　これには梨田監督も「４打席目が回ってきて、そこで打つ。オコエは何か持っている。練習で手の皮もむけてスイングできる状態じゃないのに」とニンマリ。オコエは「全体から見れば反省点が多い。もっと、振り込まなければ」と口元を引き締めた。