巨人3億助っ人4番候補も特別扱いなし

 巨人は16日、前ヤンキースのギャレット・ジョーンズ外野手(34)との契約が基本合意に達したと発表した。メジャー通算122本塁打を放つ左の長距離砲。4番候補の助っ人は「人生の新たな冒険にチャレンジすることが楽しみ」と、コメントした。

 新生巨人の命運を握る男の獲得が、ついに決まった。契約は単年、年俸は250万ドル(約3億円)プラス出来高。巨人が直接メジャーから獲得した“自前”の外国人では、95年に獲得したシェーン・マックの4億円に次ぐ高年俸。貧打解消へ、球団の本気度がうかがえる補強だ。

 196センチ、107キロの体形で規格外のパワーを備え持つ。パイレーツ時代の12年には4番として27本塁打をマーク。ヤンキースに在籍した今季は5本塁打と低迷したが、メジャーでの実績は十分だ。

 野手はロッテから獲得したクルーズやアンダーソンも在籍し、外国人枠をめぐる競争も激しくなる。球団はジョーンズも特別扱いはしない方針だが、求めるものは大きい。背番号は「5」。堤GMは「とにかく打点を挙げてほしい」と期待した。

 その豪快なスイングは、高橋監督も映像で確認済みだ。ジョーンズは「日本一達成という目標に貢献することに、自分の全てをささげたい」と抱負。大物の看板を引っさげ、1月下旬に来日する。

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