中日のドラフト１位・小笠原慎之介投手（１８）＝東海大相模＝が１３日、有言実行の男になることを宣言した。指名後から「５億円プレーヤー」や「球界最速左腕」など壮大な目標を掲げてきたが、それは自らを奮い立たせるため。あえて追い込むことで成長し、発言を現実にしていく。

　周囲はビッグマウスと呼ぶかもしれない。だが、小笠原は確固たる意志を持って言葉を発する。「高い目標を言うことで、やんなきゃと自分も頑張れる。『あいつは口だけだ』って言われたくないので」。その表情は、どこまでも真剣だ。

　１１日の新入団会見で「５億円プレーヤーになりたいです」と宣言。この日は「１年目から２桁勝ちたい」と、ルーキーイヤーの青写真を描いた。背番号１１の言葉は、未来を見通した「予言」だったと証明してみせる。