楽天・オコエ 夢は兄妹で東京五輪

 楽天の新入団発表が1日、仙台市内で行われ、ドラフト1位・オコエ瑠偉外野手(18)=関東第一=が女子バスケットボールU-16日本代表候補選手の妹・桃仁花(もにか)さん(16)と、2020年東京五輪に「兄妹出場」することを目標に掲げた。兄妹そろって別種目で五輪に同時出場するのは異例。その快挙を成し遂げるためにも、プロの世界で活躍する。

 オコエの夢は壮大だ。「目標は、まず1軍でレギュラーを取ること。そして、大きな目標は、U-18で負けたアメリカに、2020年の東京五輪に出て、もう一度リベンジしたい」。続けて「オリンピックに妹と2人で出たいという夢があります」と言い放った。

 現在、明星学園2年の桃仁花さんは女子バスケの選手で、U-16日本代表候補に選出されるなど、将来を嘱望される逸材だ。オコエにとっては世界を意識し、切磋琢磨(せっさたくま)しあってきた存在。種目は違うが、同世代でトップレベルの2人だけに、“東京五輪兄妹出場”は夢ではない。

 そのためにもまず、プロで活躍することが大前提。東京五輪が開催される5年後、オコエは23歳で、脂の乗る時期でもある。「(来年から)4年後の2020年には、自分の実力が下(2軍)か上(1軍)か、はっきりしてくると思う。上にいられるように頑張りたい」と意気込んだ。

 新入団会見では、選手同士の質問コーナーで、ドラフト3位・茂木(早大)にムチャ振りされ、ナマ歌を披露。「楽天~イ~グル~ス♪」とアカペラで歌い上げると、その美声に梨田監督も「お立ち台で歌うのも全然OK」と合格点を与えた。

 無限の可能性が広がるオコエ。家族席から見つめる妹とともに夢へ突き進む。

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