大谷 初回からアクセル全開!韓国封じる

 「プレミア12・1次ラウンド、日本-韓国」(8日、札幌ドーム)

 初開催となる野球の国際大会「プレミア12」に出場する日本代表「侍ジャパン」が7日、合宿地・福岡から札幌へ移動。札幌市内の室内練習場で全体練習を行った。8日の韓国との開幕戦(札幌ドーム)で先発する大谷翔平投手(21)=日本ハム=は、初回から全力で韓国の強力打線を抑えることを宣言した。

 1次ラウンド突破の命運を握る宿敵・韓国との開幕戦。大役のマウンドを託された大谷は、高鳴る気持ちを抑えながらも韓国打線封じへ闘志をみなぎらせた。

 札幌屋内練習場でキャッチボール、ダッシュなどを黙々とこなし調整完了。「(韓国は)すごく強いと思う。初回から出し切った状態で、出し惜しみせず、1イニング1イニングいければ」。後のことは考えない。初回の初球からアクセル全開で、全力投球すると意気込んだ。

 要警戒マークをつけるのは主軸に並ぶ日本シリーズMVP男、李大浩と2年連続韓国リーグ50発を放った朴炳鎬だ。李大浩は今季のリーグ戦では8打数1安打4三振と抑えているが慢心はない。

 「シーズン中からやっているけど、気をつけたい。抑えないといけない打者」。朴炳鎬についても侍スコアラー陣が収集した映像集をチェック済みだ。「素晴らしい選手なのかなと映像から伝わってくる」と細心の注意を払い抑えるつもりだ。

 高校時代の悔しさを晴らす時でもある。12年のU-18世界選手権の5位決定戦で韓国と対戦し、7回2失点ながら敗れた。「あの時とは、今は自分も違う」と言う。あれから3年、プロで成長した姿で韓国打線を抑えるつもりだ。

 国際舞台で、地元の札幌ドームで投げられることを喜ぶ。「札幌で投げられるのはうれしく思う。いいところを見せて勝てれば」。札幌ドームは今季8勝1敗。得意のマウンドで世界一への弾みをつける。

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