オリックスにドラフト１０位指名されたＪＲ西日本・杉本裕太郎外野手（２４）が６日、広島市内で柳川浩二スカウトから指名あいさつを受けた。

　身長１９０センチ、体重９０キロながら、５０メートルを６秒１で走る俊足。強肩で、大学・社会人で４番を務めた“右の糸井”だ。目標はもちろん「同じ外野手の糸井さん」と、三拍子そろった選手を目指す。体格では１８７センチの糸井を上回る大器で、その糸井がプロで投手から外野手に転向したように、杉本も大学時に投手から外野手に転向。共通点は多い。

　「右打ちで遠くへ飛ばせる打者はプロでも数少ない。長距離砲としてトリプル３を狙える選手になってもらいたい」と期待を寄せた柳川スカウト。杉本は「体を鍛えて、胸板も糸井さんのように厚くしたい」と意気込んだ。