ロッテCS諦めん!西武たたき0・5差
「西武2‐4ロッテ」(28日、西武プリンスドーム)
逆転CSへ望みをつないだ。伊東ロッテが、3位西武との最後の直接対決を制した。主砲デスパイネが打ち、投手陣が魂のこもったリレーで撃破。その差を0・5に縮めた。
「いい試合だったね。今日の試合の重要性をみんな分かってくれていた」。伊東監督はうなずいた。負ければCSへの可能性は限りなく遠のく。先発の石川は「球場に車を運転してくるときから緊張していた」と振り返った。
落合投手コーチから「都市対抗のつもりで投げろ」とハッパを掛けられた右腕は、初回から飛ばした。東京ガス時代に記録した自己最速タイの151キロを、プロ入り後初めて記録する力投で、救援陣につないだ。
残り7試合。厳しい戦いが続くことには変わりない。「崖っぷちからはいあがる精神力を選手たちが付けてくれている」と指揮官。この勝利を、決して無駄にはしない。