ヤクルト首位!救援6投手執念ドロー

 「中日2-2ヤクルト」(13日、ナゴヤドーム)

 執念の引き分けでヤクルトが単独首位に返り咲いた。八回の主砲・畠山の同点弾に、6投手をつぎ込んだ無失点継投。真中監督は「ハタケの一発は大きかったし、皆最後まで集中力を持ってよく粘れた」と、選手をねぎらった。

 若松に六回まで散発3安打、無得点に封じられた。だが、勝利への執念がチーム全体にみなぎっていた。2点を追う七回には代打・ユウイチの左前適時打で1点を返し、八回は2死から畠山が23号ソロを左翼席に放った。

 土壇場で同点に追いつくと、執念のタクトを見せた。九回1死三塁、打者・中村の場面でスクイズを指示。外角低めスライダーに飛び付いたが、当てられず、空振り三振併殺に終わった。

 それでも真中監督は「うちにも、ああいう作戦もあるんだと思わせられれば、今後に生きる」と前向き。勝利への執念に、混セ最終盤のデッドヒートを見据えた策を練り込んだ。14年ぶりリーグ優勝へ、最後まで手を緩めない。

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