ライアン黒星…ヤクルトが虎に並ばれた

 「中日3-2ヤクルト」(12日、ナゴヤドーム)

 単独首位でナゴヤドームに乗り込んだヤクルトは、後半戦6連勝中の小川が6回3失点と誤算だった。2度先行され、味方打線が2度とも追いついたにもかかわらず、六回2死満塁のピンチに代打・小笠原に決勝の右前打を浴びた。7敗目を喫した右腕は「調子自体は悪くなかったが、球の切れがもうひとつで、勝負どころで粘りきれなかった」と反省した。

 大島に先制打を許した三回は、無死一塁から投手のネイラーに犠打を決められた。バントファウル2球で追い込んだが、外角を狙った3球目のカットボールが真ん中に。「ボール球を投げ切るべきだった」と嘆いた。

 登板予定が2日雨で流れ、中9日の難しい調整になったが「それは言っても始まらない。投げるところで集中するだけ」ときっぱり。今後は中5日でフル回転することになる。

 阪神が広島と引き分け、同率首位に逆戻り。優勝戦線から脱落しないためにも、真中監督は「明日が大事。引きずらないようにしたい」と前を向いた。

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