西武・秋山200安打王手「意識ある」

 「西武9-8日本ハム」(12日、西武プリンスドーム)

 思わず苦笑いした。7-7の延長十回、2死一、二塁。シーズン200安打に王手をかけた西武・秋山が打席に立った。サヨナラ打が出れば史上6人目の偉業達成。二塁打ならサイクル安打も達成。地鳴りのような歓声が起こった。しかし、増井の前に空振り三振。「打ちたい気持ちが強くて、力みがありました」と振り返った。

 それでも、2試合連続無安打で迎えたこの試合で一転、3安打を放った。初回、中越えに球団通算8500号となる先頭打者弾。巨人に次いで史上2球団目となるメモリアル弾に名前を刻んだ。さらに二回に右前打、六回に右翼線適時三塁打。1試合3安打以上は今季26度目で、96年のオリックス・イチローに並んでリーグ2位となった。

 10年に阪神・マートンが樹立した日本記録の214本までも「マジック15」だ。残りは13試合。「いろんな人が期待してくれるので意識はあるが、自分の役割は変わらないつもりでいく」。これまで通りチームのために-。希代のヒットマンは自然体で偉業に挑む。

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