阪神執念ドロー 首位タイ返り咲いた

 「阪神2-2広島」(12日、甲子園球場)

 阪神が執念ドロー。延長十二回にもつれ込んだ死闘。勝ちきれなかったが、5投手による継投リレーが決まった。ヤクルトが中日に敗れ、1日にして同率首位に返り咲いた。13日の広島先発は今季2戦2敗の天敵・前田。もう首位の座は譲らない。チーム一丸でマエケンを打ち破れ。

 和田監督は禁じ手を惜しまなかった。満員の甲子園がどよめくタクトが土壇場で飛び出した。同点の延長十二回2死一塁で最後の野手・田上を代打に告げた。そして1ボールの後だった。指揮官は前日、中継ぎ要員として出場選手登録した島本をゴメスの代走としてコールした。

 「少しでもというか…。1点を取れればいいわけだから、少しでも足の速い選手を出した。脚力で選んだ?それ以外は何もないよ」

 結局、田上が三ゴロに倒れ、ゲームセット。4時間36分の激闘はドローに終わったが、ヤクルトが中日に敗れたため、同率首位に再浮上した。なりふり構わず、勝利を欲した指揮官は勝てなかった悔しさを胸に押し込んだが、陥落から1日で浮上できた痛み分けをプラスに捉えればいい。

 リリーフ陣の快投なしに激闘は語れない。能見を継いだ4投手が鉄壁のディフェンスを見せた。八回から登板した福原は先頭の菊池に四球を許したが、続く新井の送りバントを若々しいフィールディングで併殺に仕留め、ピンチを脱出。呉昇桓は来日初となる自身2戦連続のイニングまたぎをものともせず、九回から2イニングを0封。延長十回に丸に内野安打を許したものの、打者7人を4奪三振の力投。試合後は「2イニング?全然問題ないよ」と頼もしかった。

 延長十一回からは安藤。延長十二回1死から、田中にビデオ判定に委ねられた三塁打を浴びたが、続く石原を気迫で二飛に仕留めた。代打・梵に死球を与えて降板したが、最後は高宮が丸を二ゴロに封じ、スコアボードに0を5つ並べた。

 「守る方が全員でしっかり集中して守ってくれた。リリーフが2番手以降、しっかり頑張ってくれたので、その間に何とか点を取りたかったけれど…」と和田監督は13日の対マエケンをにらんで、攻撃陣の奮起を促した。

 7日の全体練習。指揮官はチーム全員に「ムチを入れるところ。ここからは理屈じゃない」とラストスパートへの訓示を説いた。狩野に続いて上本も離脱した。取り巻く状況は厳しい。だが、残りは16試合。なりふり構わず目の前の星を奪いに行く。

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