オリ自力CS消滅…60敗一番乗り

 「オリックス0-5ロッテ」(16日、京セラ)

 オリックス・小田の力なく上がった左翼への飛球で試合は終わりを告げた。今季14度目の完封負け。しかも日曜日は3週連続で無得点に終わった。ゼロの呪縛にとらわれたチームは、リーグ60敗一番乗り。自力でのCS進出の可能性がなくなった。

 3週連続でその日曜日に先発した吉田一は三回、デスパイネに先制適時打を打たれると、気落ちしたまま続く角中に2ランを浴び、五回に清田にも左翼へ運ばれ五回途中4失点KO。3度の先発は1点の援護もないまま3連敗となった。

 わずか6安打。福良監督代行は「何とかしないといけないんだけど」とあえいだ。この日は宮内オーナーも観戦。「コメントのしようがない。CS?僕があきらめなくたって…。しょうがないよ」とあきれ顔で話した。

 CS進出の可能性が完全になくなったわけではない。福良監督代行は「負けたら終わりという気持ちでやっている。全然あきらめていない」と強い言葉を続けたが、かみ合わない投打という現実は重い。

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