ソフトM32!4番不在の影響なし

 「ソフトバンク12-5オリックス」(13日、ヤフオク)

 「4番不在」の影響は感じさせなかった。ベンチに座るソフトバンク・内川の視線の先で、打線の猛攻が続いた。今季最多タイの12点を奪う快勝に、工藤監督は「キャプテンがいない中で、次へ次へ(つなごう)という意識が良かった」と笑った。

 開幕からスタメン4番を続けてきた内川が左脇腹の張りで今季初の欠場。主将も務める中心選手だけに影響も懸念されたが、代わって左翼に入った川島が4得点、5番から4番に繰り上がった李大浩も豪打を発揮した。

 二回は12日に今季初めて出場選手登録されたばかりのカニザレスが左中間席に来日1号ソロ。キューバから来日した家族の前で「完璧」という一撃を放った。四回には李大浩が4戦連発となる25号3ラン。日本球界4年目でシーズン自己最多を更新した。

 オリックス戦2年連続勝ち越しも決定。「けが人も出始めているけど、その中でうまく回していきたい」と指揮官。マジックは32。工藤流のチーム操縦術もさえ優勝マジックは減る一方だ。

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