中畑監督、鉄壁GKイズワンに学べ

 DeNAの中畑清監督(61)が17日、前日のサッカー日本代表を無得点に封じたシンガポール代表から守りの重要性を改めて認識した。この日横浜スタジアムで行われた練習で、シートノックを終えた指揮官は嶺井、高城の両捕手を呼び止め、熱血指導。新沼バッテリーコーチとともに、三塁走者をブロックする練習を繰り返した。

 「守りは大事。捕手は最後のとりで。やすやすとホームインさせないために、まずは最後の攻防の強さが必要」と力説。さらに「捕手はホームベースで要になる選手。その悩んでいるレベルが低い」と付け加えた。

 サッカーW杯予選で日本代表の23本のシュートを、シンガポール代表がGKイズワンを中心にすべて阻んだ。それを報道で知った指揮官は「ゴールキーパーもキャッチャーも共通するのは止めること。23個ブロックしたら絶対勝つぞ」と持論を展開した。

 混セの戦いをどう生き抜くか。キーワードを問われ、「守り以外、何もない。交流戦中は守りきれなかった試合が7つあった。バッテリーエラーもあった」。交流戦では3暴投が決勝点となった。今季はすでに暴投41個。90年ロッテの日本記録68に迫る勢いだ。

 チームは現在10連敗中。「まずは早く勝ち星をつくるしかない」と中畑監督。“イズワン魂”を胸に、連敗脱出へ挑む。

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