福良オリ 虎に3連勝!就任以来「5割」
「交流戦、オリックス10-1阪神」(14日、京セラ)
オリックスが今季2度目の4連勝で交流戦を締めくくった。4月25、26日以来の2試合連続2桁安打&2得点。阪神に昨年から5連勝と、絶好のカモにした。
三回1死一、三塁でT-岡田の中前先制打を皮切りに、能見を攻略。終わってみれば先発全員安打で安達の4号2ラン、中島の5号ソロを含む今季最多タイの17安打を放った。
福良監督代行は「いい形でリーグ戦に入っていける。みんないい仕事をした」とたたえた。交流戦は8勝10敗だが、監督代行に就任以来、12試合で6勝6敗と、勝率を5割にした。
2日に森脇監督が休養。急きょ指揮を執ることになり、同日からの巨人戦を3連敗でスタートした。「最初は自分も落ち着かないところがあった」。しかし2軍から昇格させた中島、小谷野、宮崎らが結果を残し、打線につながりが出た。
本拠地3連戦の観客動員数は過去最高。借金15で最下位と苦戦は続くが、今季初の同一カード3連勝でファンの声援に応えた。
観戦した宮内義彦オーナーは「今日はコメントはしない」と球場を後にしたが、満面の笑みを見せた。19日からはペナントレースが再開。福良監督代行は「パ・リーグは強い。なんとか上に持っていく」と力を込めた。