大分商・森下10K完投 スカウト29人
「高校野球・練習試合、大分商2-2東海大相模」(6日、東海大相模グラウンド)
大分商の最速148キロ右腕・森下暢仁投手(3年)が6日、東海大相模との練習試合に登板し、8安打10奪三振、2失点完投と好投した。ドラフト上位候補の東海大相模・小笠原慎之介投手(3年)、吉田凌投手(3年)との投げ合いに、10球団29人のスカウトが集結した。
伸びのある直球は最速146キロを計測。チェンジアップ、スプリットなどの変化球も制球よく操り無四球。昨夏甲子園レギュラーが5人残る東海大相模打線をソロ2発の2失点に封じ「思い切って投げられたのでよかった。自信になりました」と頬を緩めた。
入学時は遊撃手で、本格的な投手経験は1年弱。潜在能力の高さに、巨人・山下スカウト部長は「低めに集まるし、柔らかさがある。西武の岸のような感じ」と評価。ヤクルト・小川SDは「直球の質が素晴らしい。チームによっては当然、上位候補に挙がってくる」と絶賛した。