G井端移籍後初サヨナラ打!セ首位タイ

 「交流戦、巨人2-1オリックス」(3日、東京ド)

 勝負師が決めた。巨人は九回1死二、三塁、代打・井端が移籍後初のサヨナラ打。チームはDeNAと並び、同率首位に浮上した。しぶとく二遊間を破る一打で試合を決めたベテランは、「バットに当てれば何とかなると思った。打った瞬間、ヒットになると思った」と、笑みを浮かべた。

 研ぎ澄まされた集中力、高度な技術が相手を上回った。守護神の平野佳に対し、40歳の狙いは「フォークを待とうと思った。初球から9・1くらいの割合で」。4球目までは直球が続いたが、カウント1-2から5球目のフォークを、しっかりと仕留めた。

 今季は内野の全ポジションを守り、故障者が続出するチームを支えてきた。だが、5月中旬から疲労が見え始め、打率も徐々に下降。スタメンから外れたこの日は、若手に交じって早出特打に取り組んでいた。早速、その成果を結果で示し「イメージ通りです」とうなずいた。

 八回までは13残塁の拙攻。苦しい試合を頼れるベテランが救い、原監督も「彼が最後のとりで。切り札ですね」とたたえた。仲間から祝福のシャワーを浴びた背番号2。「勝つために仕事をしたい。でも、(自分が)仕事をしなくても勝てばいいんです」と、勝利の余韻に浸った。

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