巨人・大田泰示外野手（２４）が１８日、阪神ドラフト１位の横山雄哉投手（新日鉄住金鹿島）との対戦に向けて闘志を燃やした。２１日に先発予定の左腕とはファーム交流戦で対戦し、特大本塁打を放っているが「真っすぐがとにかく速い。ビシビシと決められたら、なかなか打てない」と警戒心を強めた。

　４月２５日のファーム交流戦では速球を仕留め、左越え本塁打を放った。ただ、そのスピードには衝撃を受けたようで「本当にたまたま打てた。左投手であれだけの真っすぐを投げられると、打つのは難しい。２ケタ勝てるレベルだと思う」と、印象を語った。

　大田自身は打率・３８９と好調をキープ。１７日・ヤクルト戦は前日の自打球の影響もあって欠場したが、「もう大丈夫です」と強調した。左腕にめっぽう強いこともあり、岩田と対戦する１９日の初戦から１番中堅での先発復帰が濃厚だ。

　チームは打線が低迷し、ロースコアの戦いが続いている。だが、新横浜駅で取材に応じた原監督は、阪神３連戦に向けて「ロースコアにはならない。打つよ」と強気に予告。大田が突破口を切り開き、打線の勢いを呼び込む。