早大が首位に!ルーキー小島初勝利

 「東京六大学野球、早大9-2法大」(10日、神宮)

 早大が開幕6連勝(1分け挟む)で勝ち点3とし、首位に立った。救援した小島(おじま)和哉投手(1年・浦和学院)が、5回3安打無失点でリーグ戦初勝利。16日からの明大戦に連勝すれば、6季ぶりの優勝が決まる。立大は連勝で勝ち点1。3年生右腕の田村伊知郎投手(報徳学園)が、リーグ戦初勝利を初完封で飾った。東大は94連敗で、35季連続の最下位が確定した。

 並のルーキーとは、踏んだ場数が違う。いきなりの大ピンチにも、小島は冷静だった。0-2の三回無死一、三塁で救援。「雰囲気的に刺せそうな感じがした」と、まずは鋭いけん制で一走をアウトにした。

 後続も打ち取ってピンチを切り抜け、七回まで5回を無失点。5三振を奪う力投で味方打線の奮起、自身の初白星を呼び込んだ。

 浦和学院で3度甲子園に出場し、13年春は優勝投手に。高校日本代表として出場した昨年の18Uアジア選手権(タイ)準優勝に貢献した。大学でも、これでデビューから4試合9回2/3を投げ、いまだ無失点。高橋広監督(60)も「動じない。変な力みもない」と、冷静さに舌を巻く。

 優勝争いの中でつかんだ1勝に「自分の経験になる」とうなずいた小島。高校日本代表の仲間だった法大・森田にも投げ勝ち「同じ1年生として、負けないようにと思っていた」と、少しだけ対抗心をのぞかせた。6季ぶりの優勝が見えてきた名門・ワセダに、欠かせない存在となりつつある。

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