楽天・福山、制球乱れサヨナラ押し出し
「ソフトバンク2-1楽天」(22日、ヤフオク)
喜びに沸く敵軍とは対象的に、三塁ベンチは静まり返った。八回途中から登板した楽天の3番手・福山の制球が乱れ、1-1の九回2死満塁で中村晃にストレートの押し出し四球。今季初のサヨナラ負けを喫した。
九回2死走者なしから暗転した。福山が高田に二塁打を浴びると、続く吉村への敬遠気味の四球を含め、12球連続ボールで自滅。福山は「実力不足です」と言葉少な。大久保監督は「使ったオレが悪かった。福山はまったく責められない」と失意の右腕をかばった。
この日、全試合4番を務めてきたペーニャを休ませた。だが代役のサンチェスは右の背中の張りを訴え五回の守備から交代。途中から4番に入った山崎が七回に先制打を放ったものの、勝利にはつながらなかった。
今季2度目の3連敗でシーズン10敗目。借金は2となった。指揮官は「福山もみんなも、引きずらずにいってほしい」と前を向いた。まだ20試合目。このままズルズルといくわけにはいかない。
