「練習試合、巨人１３-７ＳＫ」（２４日、那覇）

　巨人のフレデリク・セペダ外野手（３４）が２４日、韓国・ＳＫとの練習試合で豪快な一発を放った。五回、無死一、三塁から左中間席に３ラン。２０日にチームに合流したばかりだが、初の対外試合で一発を放ち「しっかり球を捉えて、いい結果を出せたことがうれしい」と笑った。

　内角直球を完璧にはじき返した。「まだ今日１試合しかしてない。完成度というより、これからも練習を続けたい」と浮かれることはなかったが、激しい外野のレギュラー争いの中で存在感を示した。

　昨季途中に加入したが、５２試合の出場で打率・１９４、６本塁打に終わった。オフはキューバリーグなどに出場して実戦を重ねた。中南米王者を決める「カリビアン・シリーズ」にはキューバ代表として出場。チームの優勝に貢献してＭＶＰを獲得した。状態を上げ、体重も約３キロ増やし、パワーアップして戻ってきた。

　原監督は「見事な本塁打だった」と絶賛。「巨人の勝利に貢献できるように練習していく」とセペダ。本領発揮の２０１５年にする。