ハム中田 スリム打法でガツン21発!

 「日本ハム春季キャンプ」(13日、名護)

 “スリム打法”で快打連発だ!日本ハム・中田翔内野手(25)が13日、今キャンプ初の特打を敢行。85スイングで21本の柵越えを放った。体のキレを増すため、シーズン後からの肉体改造で約10キロの減量に成功。その効果の大きさを示した。

 “怪物”がさらなる進化を遂げた。中田のバットから快音を発して放たれた打球が、次々とスタンドへ消えていく。練習後は「天気がよかったので気持ちよかったですね」と、日焼けした精かんな顔に充実感を漂わす。

 要因はシーズン後の106キロから現在の96キロまで落とした体重だ。場外弾は1本のみも「体重のある方が飛距離は出るが、その分(体に)キレがある。インコースの球にうまく回転できる。楽な形でいいスイングができた」と効果を実感した。

 栗山監督が絶賛していた話を振られ、「そりゃ、そうでしょうね」とどや顔。若いチームを引っ張る主砲として、決意のオフを過ごしたからこその自信だ。

 14日の練習試合・DeNA戦(名護)では、ナックルボールを持つドラフト1位ルーキー・山崎康と対戦するが「オレも(高校時代に)ナックルを投げていたけど」と意に介さず。その言葉が、表情が、ニューボディーを手にした中田の大爆発を予感させた。

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