巨人・高橋由伸外野手（３９）が１４日、那覇市内で自主トレを公開し、“不惑のスタメン”に意欲を燃やした。４０歳シーズンでの開幕スタメンとなれば球団史上４人目の快挙。井端らアラフォー戦士とともに切磋琢磨（せっさたくま）し、若手の脅威となる。

　軽快に動き回った。ケガ防止の意味も込めて入念に走り込み、キャッチボール、ノック、打撃練習と約４時間汗を流した。「２月１日に動けるように、体の準備ができれば。予定通りです」と順調にメニューをこなし、笑顔だった。

　４０歳シーズン。今年から打撃コーチを兼任する。だが「４０歳って書かれると『あぁ…』って思うけど、去年との違いを感じることはない」と、若手に負けるつもりは毛頭ない。

　先日、同い年の井端が開幕スタメンに意欲を見せたが、自身も同意する。「井端も相川も金城も、初めから控えとは思ってない。気持ちは同じ。コーチ兼任になっても、開幕直前までレギュラーを目指す」と表情を引き締めた。

　１５日はコーチとしての初仕事となるスタッフミーティングが都内で行われるため、練習後に帰京。「コーチとしては第一歩。いい経験、いい勉強にしたい」。二足のわらじを履く今季だが、あくまで選手として定位置を狙う。