安楽 模擬インタビューで「98点!」

 プロ野球の新人研修会が13日、都内で開かれ、楽天のドラフト1位・安楽智大投手(18)=済美、ロッテのドラフト2位・田中英祐投手(22)=京大=ら108選手が参加した。元ニッポン放送アナウンサーの深沢弘氏(79)が講師を務めた「話し方、インタビューへの対応」や、13年WBC日本代表監督・山本浩二氏(68)の講義などを聞いた。

 楽天ドラフト1位・安楽が、「しゃべり」で球界を代表する投手に匹敵する評価を受けた。「話し方、インタビューの対応」で模擬インタビューに立った安楽は、講師を務めた深沢弘氏から「98点でしょう!」と絶賛された。

 深沢氏からの質問に、よどみなく、はっきりとした口調で答えた。「ボールが速いのはいいんだけど、ちょっとしゃべりが速いかな」と指摘されたが、それ以外は文句なし。深沢氏は「安楽はいいよね。100点は由規(ヤクルト)。大谷(日本ハム)も良かったけど」と、最速160キロ超の両投手を引き合いに出し褒めた。

 済美では100回連続「はい」と言う返事の練習を課せられるなど、厳しく指導されてきた。“大谷級”の評価に「(野球の)実力は及んでいないので、しゃべりだけでも近づけているのはいいと思う」とはにかんだ。言葉で魅了するのもスターの条件。その素質は十分に、備えている。

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