「２１Ｕワールドカップ・１次ラウンド、日本-ニカラグア」（１１日、台中）

　日本代表は１０日、１次ラウンド最終戦となる１１日のニカラグア戦（台湾洲際）に備えて、台中市内の国立台湾体育大学の施設で練習した。好調な阪神・北條史也内野手（２０）は、クリーンアップで起用される可能性が高まった。

　成長著しい北條が、日本代表で大役を任されるかもしれない。平田監督は好調な若虎に対して「クリーンアップを打たせてもいいかなと思っている。いいところで使いたいね。調子がいい選手を使いたい」と、１１日のニカラグア戦で中軸を任せる考えを示した。

　北條は７日のオーストラリア戦で２安打２打点。８日のベネズエラ戦は決勝の逆転３ランを放った。９日のオランダ戦からは、２試合連続の７番から２番に昇格。３試合で打率・４００、１本塁打、６打点と、クリーンアップを任せられるだけの結果を残してきた。

　ただ、北條は指揮官の言葉にも舞い上がる様子はなかった。「打順を気にせず、結果を出すだけ。その打順の役割を果たせるように頑張りたい」。室内練習場でのフリー打撃ではコンパクトなスイングから快音を連発した。北條のバットが、１次ラウンド全勝突破を決める。