大分・佐野誓った「155キロ目指す」
「全国高校野球」(9日開幕、甲子園)
甲子園練習2日目は4日、15校が参加して行われたが前日と同様に室内での練習となった。
大分の150キロ右腕、佐野皓大(3年)が自己最速更新を誓った。大分大会では連投対策で省エネ投球を心掛けたが、甲子園では「155キロを目指したい」と宣言。4日は室内練習場で打撃投手を務め、「5、6割の力」で50球を投げた。
「状態はいいし、本番が楽しみ」と笑う佐野がライバル視するのが、盛岡大付(岩手)の松本裕樹(3年)だ。ともに本格派のプロ注目右腕、長打が売りのバットでは4番に座るなど共通点が多い。
その松本に対し、佐野は「投げ合ってみたい」と対戦を熱望した。組み合わせ抽選次第だが、早くも直接対決を想定し、「球速は1キロでも松本君を上回ること。しっかり抑えて、打撃では打ち崩したい」と意気込んだ。