ロッテ魔さか…逆転直後に八回の男が

 「交流戦、ロッテ7‐8阪神」(12日、QVC)

 本拠地に響く六甲おろしの大合唱が、敗戦の悔しさを倍増させた。リードしては逆転され、もつれにもつれたが、ロッテが気まぐれな勝利の女神の心をつかむことはできなかった。

 4点を奪い、鮮やかに逆転に成功した直後だった。「八回の男」カルロス・ロサがつかまり2死満塁。交代した松永が、代打・新井良に初球を狙われ、万事休した。伊東監督は「1球目からストライクを取りに行くとこに若さがある。最悪、歩かせても、鳥谷で勝負できればいいと思った」と、唇をかんだ。

 打線は不調だった今江ら中軸が調子を取り戻し、集中打が復活しつつある。それだけに、指揮官は、悔しさを押し殺し、「しょうがない。こういう日もある」と話した。

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