京大23季ぶりの勝ち点ならず
「関西学生野球、近大10‐3京大」(21日、皇子山)
京大は初回3点先制も直後に追い着かれた。二回途中から3連投の田中英祐投手(4年・白陵)をマウンドに送ったが、近大の勢いを止められず、大敗で23季ぶりの勝ち点を逃した。
壁は、厚かった。初回の3点先制を直後に追い着かれ、二回も2死一、二塁となると、京大・寶(たから)監督はたまらず前日まで連投のエース田中をマウンドに送った。
勝てば23季ぶり勝ち点。しかも対近大となるとリーグが始まって初の快挙だったが、田中はパスボールでピンチを広げられ、内野安打で勝ち越しを許す。さらに近大・田中にも2点二塁打されて、一気に劣勢に。
その後も失点を重ねて、七回で降板。前日、70連敗となった東大野球部の友人から「『勝ってくれ』とメールが来たんですが…」と、応えられなかった悔しさをにじませた。
連投については「大丈夫。疲れより、向こうが上回った」と話し、次戦来月5日、甲子園での同大戦に気持ちを切り替えていた。