原巨人3位転落…村田「試練の時」

 「阪神2-1巨人」(13日、甲子園)

 負けるべくして負けた。相手の勢いにのみ込まれた。巨人が今季初、阪神戦では2011年7月13日以来3年ぶりのサヨナラ負け。3連敗も今季初だ。原監督は「接戦というか、ものにできない。このチームの課題でしょうね」と険しい表情だった。

 また相手投手陣を打ちあぐねた。榎田には翻弄(ほんろう)された。走者を出しても打線がつながらない悪循環。「ここぞの場面で得点を取る執念というかな。そういうものが課題でしょうね」と苦言を呈した。

 阪神との開幕3連戦で27得点と爆発したが、今回の3連戦はわずか2得点。強力な打線が売りのチームだけに勝てないのは必然だ。甲子園での阪神戦で同一カード3連戦3連敗は2010年4月30日~5月2日以来4年ぶり。選手会長の村田は「チームは試練の時」と危機感を漂わせ、必死に前を向いた。

 3位に転落し、低迷気味だけに立て直しは急務だ。原監督は「早めに次の課題が見えていいと思います」とプラスに捉えた。課題を克服し、巻き返すしかない。

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