ペーニャすごいぞ8戦6発!オリ5連勝

 「オリックス4-1西武」(5日、京セラ)

 これぞ4番の仕事だ。五回、オリックスは糸井の先制打で1‐0とし、なおも2死一、三塁。ペーニャが、菊池の高め141キロ直球をフルスイングした。「手応え十分だった」。特大の当たりは、ドーム5階席に突き刺さる6号3ランとなった。

 8戦6発。144試合換算では、驚異の108発ペースだ。「たまたまそういう形になっただけ。あまりその数字は気にしていない」。こわもてとは対照的に控えめな発言も彼の特徴の一つだ。

 ソフトバンクに入団した12年は130試合で21本塁打。だが昨季は右膝のけがもあり、55試合で1本塁打に終わった。シーズン後に事実上の戦力外通告を受けた。それでも“お払い箱”の屈辱をバネにした。「たくさんの投手を見て経験を積んだ」と、新天地での成長の糧にしている。

 「今年からは京セラドームが自分の家。その中で家族を守っていく」。お立ち台には好投のディクソンと一緒に立った。長女のブリアーナちゃん(3つ)を太い腕で軽々と抱え、試合中とは一変、柔和な笑みをふりまいた。

 これでチームは昨年5月以来の5連勝。貯金は森脇監督就任後、最多の4に到達した。これからも、4番で先発出場した5試合で5本塁打を記録する、191センチ、118キロの巨漢助っ人が打線をけん引する。

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