仙さん余裕…本拠地初星は松井裕で

 「楽天2-4オリックス」(1日、コボスタ)

 ローテの軸として期待のかかる右腕が、まさかの乱調だった。星野楽天の開幕からの連勝は3でストップ。美馬が五回途中4失点でKOされ、打線も相手先発、西の前に決定打が出なかった。

 本拠地開幕戦の大役を任された美馬が、2点リードの三回に突然崩れた。先頭の鉄平に四球を与えると、1死一塁から平野恵に左中間へ適時三塁打。この回だけでひっくり返された。「指の感覚がおかしかった。力が入らないというか、いいわけはしたくないですけど」。まだまだ寒い仙台の夜に影響されたか、佐藤投手コーチも「指にかかってなかったな」と振り返った。

 美馬降板の際は、ベンチで不満をあらわにしていた星野監督。試合後は「本塁打のない打者に無死から四球を出すのが致命傷。あれが命取りだった」と苦言を呈したが、表情は淡々としていた。「このチームは勝ったり負けたり。どこで連勝するかだ」と、今季初黒星について語った。

 そしていよいよ、2日はドラフト1位・松井裕が先発する。「あしたは18歳(松井裕)。あさっては19歳(森)。楽しみにしててよ」と指揮官。連勝は止まったが、同時に、連敗阻止が注目度ナンバー1ルーキーに託された。

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