涌井でも止まらずロッテ開幕4連敗

 「ロッテ2-6西武」(1日、QVC)

 新天地での本拠地開幕戦。しかも相手は古巣。これ以上ないシチュエーションだったが、チームに今季初星を運ぶことはできなかった。西武からFA移籍したロッテ・涌井は、5回2/3を5安打3失点。チームは12年ぶりの開幕4連敗を喫した。

 立ち上がりは完璧だったが、二回以降は毎回走者を出し、三回に痛恨の2失点。「調子自体はいい方でしたが、三回に下位打線に不用意な球から逆転を許してしまったのが心残り」と肩を落とした。

 先発の座を求めて昨オフに移籍したが、オープン戦では防御率9・00と散々。開幕前に最終登板した25日の2軍戦でも、4回7失点と炎上した。不安を残しての開幕だったが、先発としての役割は果たし、伊東監督は「球の勢いもあったし、兆しは見えた」と、連敗の中で光を見いだした。

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