Gロペス延長V弾!開幕から4戦3発!

 「DeNA1-2巨人」(1日、横浜)

 2年目の助っ人が一振りで決着をつけた。1‐1の延長十回2死無走者。打席に立った巨人・ロペスは、フルカウントから長田の高めスライダーを強振。打球はG党の待つ左翼席に吸い込まれた。値千金の決勝弾となった。

 開幕から4戦3発。「本塁打を狙っていた。とても素晴らしい気分。打った瞬間にいったと思った」と自画自賛した。初回は1死一、二塁で併殺打に倒れるなど、本塁打が出るまでの4打席は無安打だったが、最後に勝負強さを見せつけた。

 阪神のマートンは相手投手の特徴から配球の傾向、微細な癖まで細かくノートに記すが、ロペスは記憶力で勝負する。「去年の経験から覚えているピッチャーは多いので、ノートはつけていない」ときっぱり。ここまで打率5割と絶好のスタートを切った要因の一つは、その頭脳によるところが大きい。

 開幕3戦で47安打と大爆発した打線だったが、この日は初回の1点以降は沈黙。重苦しいムードだっただけに原監督は「前の打席では精彩を欠いていたが、いいところで打ちました」と目を細めた。今季初の屋外ナイターでも勝負強さは変わらず、チームは連勝で3勝1敗。助っ人の一撃が勢いをさらに加速させそうだ。

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