「練習試合、西武３-７楽天」（２５日、サンマリン）

　楽天・塩見貴洋投手（２５）が２５日、練習試合・西武戦（サンマリン宮崎）で４回無失点の好投。直球の精度には不満をのぞかせたが「ゼロという形は満足」と、結果には納得顔だった。

　走りが悪かった直球は控えめに、スライダー、フォークなどの変化球で打たせて取った。３安打、２三振。見守った星野監督は「ストライクが先行していれば抑えられる。うまく緩急をつけていた。則本と、左右の両輪としてやってもらいたい」と、先発ローテの軸として大きな期待を寄せた。

　注目新人の松井裕が、２３日のオープン戦で２回無失点の好投。「パーフェクトに抑えて、刺激になる」と振り返った塩見だが、もちろんライバルでもある。自身はこれで実戦３試合、１０イニング連続無失点。「いい争いができたら」と闘志を燃やした。