仙さん“マー君詣で”電撃訪問で激励

 楽天からヤンキース入りする田中将大投手(25)が30日、惜別の『マー詣で』を受けた。コボスタ宮城での自主トレ中に星野仙一監督(67)が電撃訪問。激励の言葉をかけた。星野監督は仙台市内で自身の後援会の優勝祝賀会に出席。マー君がいない中で、連覇へチャレンジする決意を示した。

 コボスタ宮城で自主トレ中の田中を、指揮官が激励のため訪問した。星野監督は「コンディションさえ良ければ十分にやれる」と、夢に向かうまな弟子に言葉をかけた。

 チームは31日に春季キャンプ地の久米島に出発する。最後の顔合わせとして球場に足を運んだ闘将は、ブルペンでの投球練習を見守りながら、「コイツの投球を見ても仕方ないのか」と苦笑い。その表情には寂しさも浮かんだ。

 東北での自身の後援組織「楽仙会」の優勝祝賀会では、「連覇のチャンスはイーグルスにしかない。そこにチャレンジしていく」と決意表明した。厳しい戦いは覚悟している。24勝無敗の絶対エースが抜ける。「田中の右にも左にも、上にも下にも、どこを探しても田中はいない。でも、何とかするのが私(の仕事)です」と言いながらも、「誰か出てきてほしい」と神頼みの心境を語った。

 一方、マー君との別れを惜しんだのは、指揮官だけではない。この日夜には小山伸、青山、則本ら10人余りが仙台市内の飲食店に集合。「向こう(米国)の会見でも映るように」とネクタイピンがプレゼントされた。

 田中はこの日の練習後にも、仲間らと「頑張りましょう」と言葉を交わし、「またオフにみんなと会えますし、お互いに良い報告をできればいいですね」とメジャーでの活躍を約束した。31日以降もコボスタ宮城で自主トレを続け、来月上旬に渡米する。

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