ソフトB金無英が李大浩のアテンド役に

 ソフトバンクの金無英投手(28)が、新加入する李大浩内野手(31)の「アテンド役」を買って出る。母国の韓国で行っていた自主トレを打ち上げ、16日から西戸崎室内練習場でトレーニングを開始。オリックスから移籍し、チームメートとなる母国の英雄を、サポートする考えを明かした。

 「(李大浩が自主トレ中の)サイパンから結構電話がきます。『チームの雰囲気はどう?』とかいろいろ聞かれるので教えていますよ」。李大浩とは同じ韓国出身ということでこれまでも交流があったが、最近は「電話取材」を頻繁に受けているという。「福岡のこともそんなには知らないと思うので、食事とかも一緒に行きたいです」。福岡市内の韓国料理店などを紹介し、4番候補の大砲を生活面からアシストするつもりだ。

 李大浩とともに狙うのは、お立ち台の「韓国ジャック」だ。「(お立ち台に)一緒に上がれたら最高ですね。デホさんは普通に上がると思うし、僕が頑張らないといけないですね」。投打のヒーローとなるためにも「勝利の方程式」入りへ気持ちを引き締め直した。

 準備はできている。23試合の登板に終わった昨季は「キレを出すために開幕時に体重を79キロまで(約5キロ)落としたんですが、失敗でした」と反省。韓国ではウエートトレーニングを中心に行い87キロに増やした。さらに投球の幅を増やすために、持ち球のカットボール、フォークに加えて、新たな武器としてスライダーを習得中。金無英が李大浩との「コリアンパワー」をV奪回につなげる。

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