アライバ最後の共演で名球会入り誓う

 今季から巨人でプレーする井端弘和内野手が4日、名古屋市内のホテルでトークショーを開いた。会場には昨年の倍となる840人が詰めかけ、スペシャルゲストには中日・荒木雅博内野手が参加。「アライバ最後の誓い」として、ともに名球会入りの共闘を掲げた。

 アライバは解散してもお互い目指す頂は変わらない。鉄壁の二遊間を築くとともに、1、2番として躍動し続けた名コンビ。グラウンド同様、あうんの呼吸で最後の共闘を誓った。

 井端「老け込む年齢だけど、とにかく1年でも長く現役を続けていきたい。そのうえで2000安打をクリアできれば最高だね」

 荒木「あと最低でも4年はやりたい。そのためには1年1年の数字が大事になる。積み重ねていけば、(2000安打は)おのずと見えてくると思う」

 今季からユニホームは違えど目標は同じ。アライバは、ともに2000安打の偉業達成へ向け突き進むことを宣言した。井端が通算1807本であと193本に対し、荒木は通算1731本であと269本。かつての輝きを取り戻せば、もちろん到達可能な数字だ。そのためにも、お互いに刺激することも忘れてはいない。アライバは最後の共演で、お互いを叱咤激励した。

 井端「荒木には今季は1番を打てるように頑張ってほしい。やっぱり、打って走るというのが彼のスタイル。ボクと1、2番入れ替わることもあったけど、荒木は1番が似合ってる」

 荒木「井端さんにはフルイニングとは言わないけど、とにかく144試合フル出場してもらいたいですね。どんな形であれ、試合に顔を出してほしい」

 井端が荒木に1番奪取を注文すれば、荒木は井端に巨人でのフル出場を熱望。お互いに高いハードルを設定し、ライバルチームの関係になろうと切磋琢磨(せっさたくま)する。そんな2人が再び二遊間を組む可能性があるのは球宴の舞台。お互い前半戦から存在感を見せれば、セの代表としてアライバ再結成も決して夢ではない。と同時に昨日の友は今日の敵とばかりに、宿敵同士という関係も意識せざるを得なかった。

 井端「ボクにとってナゴヤドームでの最初の中日戦は楽しみ。144試合、スタメンで行くつもりでやる」

 荒木「強いジャイアンツを倒してリーグ優勝したい。今季から独り立ちして、1番を打てるように頑張る」

 くしくも、今季はともに背番号「2」でプレーする巨人・井端と、中日・荒木。名球会入りという大目標に向け、アライバが勝負の2014年シーズンに挑む。

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