井端、現役続行へ巨人入り決定!
中日を退団した井端弘和内野手(38)の巨人入りが21日、決まった。中日退団決定後は現役続行か引退かで揺れていたが、10月初旬に手術を受けた右肘と右足首のリハビリを順調にこなし、現役続行を決断した。二遊間の強化を目指した巨人が獲得に乗り出し、井端も移籍を決断した。
悩みに悩んだ末に現役続行、そして巨人移籍を決断した。井端は、この日、取材に応じ「リハビリも順調にきているし、現役を続けたいという思いが日増しに強くなっていった。もう一度、グラウンドに立って勝負がしたい」と明言。中日退団から2週間が過ぎ、来季もユニホームを着ることを決めた。
注目の移籍先は巨人だ。中日退団後、交渉解禁となる10日以降に熱烈なラブコールを受け、熟考。広島からもオファーを受けたが、川崎市出身で堀越高‐亜大と東京で過ごしており、地元に戻るのは自然の流れだった。
10月4日に右足関節の骨棘(こっきょく)除去と関節内遊離体除去手術、12日にも右ヒジ関節形成術および尺骨神経移行術と短期間で2度の手術した。ただ、可動域を広げるリハビリも順調そのもの。来季の現役続行に何ら支障はない。
巨人にとっては、百戦錬磨のベテランは大きな戦力になる。遊撃手こそ不動のレギュラーの坂本はいるが、二塁手は脇谷、中井、寺内と帯に短したすきに長しの状態。坂本を刺激すると同時に体調さえ万全になれば、二塁での開幕スタメンも十分狙える。さらに谷が退団するなど右の代打も手薄な状況。勝負強い打撃はリーグ3連覇へ向けて大きな武器になるだろう。
中日一筋で16年間プレーを続け、竜党を魅了し続けてきた井端。これで来季は、中日VS巨人戦がヒートアップするのは確実。今後、巨人と条件面など細部を詰めて正式発表される運びだ。