大瀬良はWBC主力!小久保監督太鼓判

 広島ドラフト1位指名の大瀬良大地投手(22)=九州共立大=に対し10日、日本代表・小久保裕紀監督(42)が17年WBCの主力に期待した。前夜は自己最速153キロをマークし2回無失点。今遠征の侍投手陣の中でも実力は上位であることに太鼓判を押した。鯉の黄金ルーキーも2017年の第4回WBC出場を目標に掲げた。

 衝撃の侍デビューは、小久保監督に強烈な印象を与えた。一夜明け、試合前の囲み取材。大瀬良の名前が出ると、指揮官からは賛辞が並べられた。

 「ご覧になれば分かるように、アマだけど、実力的に並んでいるというか、上の方にいる。広島にはいい投手が多いね。野村監督は試合後、ホントご満悦だったよ」。プロの侍投手陣と比べても、実力は全く見劣りしないことを強調した。

 今回の台湾戦は17年のWBCを見据え、主に26歳以下の若手で編成。17年には26歳になる大瀬良は順調に育てば、ジャパンの主力候補の1人。

 小久保監督は「そりゃ、あのボールを見ればね。そう(17年の侍メンバーと)思いたくなるよね。下半身はしっかりしているし故障なく順調に育って欲しい」と、大きな期待を寄せた。

 前夜は自己最速の153キロを計測し、2回無失点。まだプロ入り前ながら侍で初勝利を飾った。試合前は台湾のテレビ局から取材攻勢も受けた。3球団競合で広島が引き当てた鯉のドラ1右腕は、今遠征で注目も評価もさらに高まった。

 小久保監督の期待を伝え聞いた大瀬良は、顔を引き締めた。「17年は出たいと思うし、コツコツ結果を出していきたい」と、WBCを視野に入れ、プロでの成長を誓った。

 「この緊張感の中、ゼロで抑えられたのは収穫ですが、投球の内容には納得がいっていない。変化球が悪かった」。侍での経験は今後に生きる。

 帰国後は広島入りへ向け体を作っていく。「基礎的な走り込みや体幹のトレーニングを増やさないといけない。大学と違い、年間を通して持つ体を作らないといけない。プロの生活リズムをつかめたのは大きい」。赤ヘルを日本を背負う男へ、収穫いっぱいの台湾遠征を終えた。

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