楽天・田中将大投手（２４）が６日、ＣＳのファイナルステージ（１７日～）へ、挑戦者精神を強調した。自身は２００９年以来、２度目のポストシーズン。エースとして、チームを引っ張る。

　優勝から約２週間。マー君は次の戦いも見据えていた。「リーグ優勝しているからといって、どっしり構えていられるチームじゃない。０９年のＣＳの経験をしてる人も少ないし、短期決戦の緊張も初めての人が多い。自分たちがチャレンジャー」。アドバンテージの１勝はあるが、気は抜けない。自身とチームに言い聞かせるように言った。

　当時とは立場が違う。「あのときは岩隈さんがいて、最初勝ったことで、僕も勝ってファイナルが決まった。（今回は）先頭に立っていかないと」とエースの責任感も芽生えている。この日は登板が濃厚な８日のオリックス戦（Ｋスタ宮城）へ備え、ブルペン入りして調整した。