桐光松井プロ表明!複数球団が1位候補

 今秋ドラフトの目玉、桐光学園の松井裕樹投手(3年)が27日、神奈川県川崎市の同校で記者会見し、国内プロ志望を表明。日本高野連にプロ志望届を提出した。

 これから飛び込む厳しい世界を見据え、会見中は硬い表情を崩さなかった。「小さい頃から、プロ野球選手という夢を持ち続けていた。もっともっと高いレベルで、今の自分の実力を試したい」と決意を口にした。

 準優勝した18Uワールドカップから帰国後の今月中旬、野呂雅之監督(52)、両親と話し合い、最終決定した。当初から希望は高卒即プロ入りだったが、ともに世界と戦った高校日本代表メンバーの存在も背中を押した。

 続々とプロ志望届を提出する仲間の中でも「一番すごいと思った」と名前を挙げたのは、大阪桐蔭・森友哉だった。3試合でバッテリーを組み、リード面、リーダーシップなど肌で感じた実力に向上心を刺激された。昨年の国体で2打数2安打1打点と打ち込まれて敗れたこともあり「もう1度、対戦したい」と、プロでの再会を希望した。

 地元のDeNAなど、多くの球団が1位候補に挙げる。「自分は日本のプロ野球という舞台に挑戦したい。勝てる投手になりたい。『松井裕樹』というスタイルを作って育っていきたい」と話し、12球団OKの姿勢を示した。現在はランニングやウエートトレを継続。後輩相手に打撃投手も務める。ドラフトまで1カ月。鍛錬を欠かさず、運命の時を待つ。

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