山本昌、四回粘れず48歳星はお預け

 「ヤクルト5‐6中日」(15日、神宮)

 プロ野球史上3人目となる48歳での登板を果たした中日・山本昌だが、白星はつかめなかった。

 「出足はよかったけれど、1本打たれたらポンポン打たれちゃって…。あの1本がなければね。悔しいですね」

 押し寄せる波に一気に飲み込まれたのが3点リードの四回だ。先頭の畠山にソロを許し、さらに3連打。石川に犠打を決められたところで交代。3回1/3を7安打3失点。悔しい降板となった。

 11日に誕生日を迎え、登板は1日の阪神戦(甲子園)以来、2週間ぶりだった。

 12日には甲子園1回戦で前橋育英が初戦突破。同校の荒井直樹監督は日大藤沢高の1学年先輩で「勝って、すごくうれしい。次は16日でしょ」と目を輝かせていた。16日はその荒井監督の49歳誕生日。勝利というプレゼントを今回は届けられなかった。

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