木更津総合逆転星!5年ぶり初戦突破
「全国高校野球・1回戦、木更津総合7-5上田西」(11日、甲子園)
1回戦4試合が行われ、木更津総合が上田西に逆転勝ちした。昨年は優勝した大阪桐蔭に喫した初戦敗退をバネに、5年ぶりの初戦突破を果たした。
1年前の苦い記憶は、もう過去のものだ。2点を追う五回1死一、二塁。木更津総合の8番・秋庭豪太捕手(3年)は、初球のスライダーに迷いなくバットを振り抜いた。「変化球を狙っていた。初球から行こうと思っていました」。チーム初安打が同点の左中間2点二塁打。ここから、一挙7点のビッグイニングで試合をひっくり返した。
昨夏は初戦の2回戦で大阪桐蔭と対戦。秋庭は6番・一塁で先発出場したが、2打数無安打で、2失策。途中交代の屈辱を味わい、チームも2‐8で完敗した。「情けない守備をしてしまって、悔しくて」。自主練習では守備に徹底的に取り組んだ。今夏千葉大会前には「見たくなかった」という大阪桐蔭戦の映像を脳裏に刻みつけて、最後の夏への気持ちを高めた。
五島卓道監督(59)は「秋庭のヒットが大きかった。去年はエラーして代えられた子が、あんな一打を打つなんて」と目を細めた。昨夏メンバーが6人。今夏の千葉大会優勝後に緩んだ雰囲気は、旧チームからのレギュラー・逆井が「ここが目標じゃない。しっかり1勝しよう」と、一喝して一掃した。昨年は救援で2イニングの登板だった千葉は、右肩痛を乗り越えて5失点完投。それぞれが成長した姿を見せた。
序盤の失点にも焦らず、狙い球を絞って逆転勝利。「今年は落ち着いて試合に入れた。リベンジしたい?もちろん、あります」と秋庭。気負いも気後れもない、自信に満ちた笑顔で、大阪桐蔭との再戦を希望した。
