負傷のG阿部、4日もスタメン回避濃厚

 2日の阪神戦を右脇腹の違和感で途中交代した巨人の阿部慎之助捕手(34)が、4日の同戦で先発出場を回避することが3日、濃厚となった。

 前日に二盗を阻止しようと二塁へ送球した際に脇腹を痛めた。試合途中に球場を後にし、向かった先は都内の病院。チームドクターの診察を受け「右脇腹の筋肉の炎症」と診断された。

 一夜明けた3日午後1時ごろに再び新幹線に乗って、東京から大阪にとんぼ返り。他の選手が甲子園に到着した約1時間後の午後3時40分ごろ、私服姿でロッカールームへと入った。翌日に試合があるにもかかわらず緊急帰京した事実が、事態の重さを表している。

 球場入りした阿部は室内練習場で約30分間、スローイングやティー打撃を行い、患部の状態を確認。原監督は登録は抹消しない考えを示し「戦列を離れることなく、チームの一員として戦えるということ」と様子を見守る方針だ。関係者によると、雨天中止となった3日の阪神戦はベンチ入りする予定だったという。

 阿部自身、自分の状態を「明日になってみないと分からない」と慎重に見定めているのが現状。4日・阪神戦での代打出場についても「なんとも言えない」と言葉を濁したが、登録を抹消しないことが9日間以内での復帰を示唆しているともいえる。「(9日間より)もっと早く出たい」とは言うが、大黒柱を欠いて、2位・阪神との大事な一戦に臨むことになる。

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