阪神・森下 退場反省「チームに迷惑をかけた」「切り替えて頑張ります」8日から7連戦決意新た 制裁金10万円 

 「阪神(降雨中止)楽天」(7日、甲子園球場)

 6日の楽天戦(甲子園)で球審への暴言のため、退場となった阪神の森下翔太外野手(25)に7日、NPBから厳重注意と制裁金10万円の処分が下った。この日は雨天中止で試合が流れ、甲子園球場の室内練習場で調整。チームの中心を担う男は「次の試合から切り替えて頑張ります」と、今後の戦いへ向けて決意を新たにした。

 しとしとと降り続ける雨が、苦い記憶を洗い流しているようだった。森下は6日の試合直後、退場になったことについて「話すことはありません」と言葉少なく球場を後にしたが、一夜明け「チームに迷惑をかけたので、次の試合から切り替えて頑張ります」と、決意を新たにした。

 問題が起きたのは6日の楽天戦。1点リードの五回、2死一塁の場面で空振り三振に倒れた際だった。直前のストライク判定に納得がいかず、ベンチに下がりながら真鍋球審に抗議した。警告を受けたが、感情をコントロールできず。その後も強い口調で抗議を続け、自身初の退場となった。

 1点を争う接戦。まだイニングを残す中で、攻守の軸である森下の退場はチームにとって大きな意味を持つ。なんとか勝利したが、試合後、藤川監督は「こちら側できっちり収めていきたい。そういうことが、ないように努めなければいけない」と語っていた。

 1日がたち、NPBからの正式な制裁が確定。指揮官は「もう過ぎたこと。その制裁をしっかりチームとして、監督として引き受けて、明日に向かう」と前を向いた。退場直後に、森下を気にかける場面もあった兄貴分の佐藤輝は「いろいろありますけど、あいつも勉強するでしょう」と優しく話した。

 この日は今季5度目の雨天中止。森下は室内練習場で打撃に守備にと精力的に汗を流した。予備日が翌日に設定されていたため、2連勝中のチームは、8日から今季最長の7連戦が確定。その間、2度の移動ゲームをこなすことになるなど、ハードなスケジュールが待っている。

 厳しい戦いも予想される中で、吉兆データもある。森下は今季、中止の次の試合4戦で計17打数7安打、打率・412と好成績を残している。日々、自らの打撃と向き合い続ける男にとって、技術面に加え、メンタル面でも恵みの雨となるはずだ。

 近年鬼門になっている交流戦は、ここまで4勝6敗。22年以来、4年ぶりの勝ち越しに向けて、負けられない戦いが続く。苦い経験をした森下は心機一転、チームの勝利のために、力を発揮していく。

 ◆森下の6月6日・楽天戦VTR 森下は6日・楽天戦(甲子園)の五回2死一塁の打席で空振り三振。その直後、球審にストライク判定を不服として抗議し、プロ4年目で初の退場処分を受けた。

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